鶏を飼う技術そのものは、自ら学んでいくしかありません。試行錯誤もありましたが基本を忠実に、現場を見て経験をつんで、これを活かすといったことの繰り返しです。
鶏という生き物を飼う技術は不変のものかと思っていましたが、20年以上経った今、振り返ってみるとやはりその時代に即した、そして何よりも将来を見越した飼育方法、経営方針と言うものの重要性を痛感します。
現在、鶏卵の販売に当たっては、品質はもちろんですが、「安全性」を求められる時代になってきています。鶏舎は既にウインドウレス鶏舎に改築しております。
環境問題、リサイクルといったことについて、社会全体が大きな関心を持ってきています。弊社では、地域に根ざした仲間を作り、経営から出る鶏糞については、研究を重ね高窒素化に成功いたしました。こういったことで貢献できることを社会が認めてくれるようになると、畜産を始めとして、農業に就農しようする若者の励みにもなるでしょうし、誇りにもつながっていくかと考えています。
令和3年2月
有限会社鈴鹿ポートリー
代表取締役 近藤 拓弥